近年、ペットを家族に迎えられる方も多くなり、種によっては股関節不全症などで介護が必要となる個体も見られるようになってきました。大事な家族の一員なので、鍼やマッサージの施術で改善したいと思う飼い主さんも増えてきています。

　私自身も、昨年から大型犬(ゴールデンリトリバー)を家族に迎え、ぐんぐん成長していていますが、彼の老後での身体のメンテナンスをしてあげたいとも思うようになってきました。実際の施術方法は勉強を始めようという段階です。

　では、鍼灸・マッサージ施術を他(自分以外の飼い主の)の犬に適用できるかというと、まず、鍼は獣医師免許が必要となります。人も同じですが、他の身体の内部に異物(鍼やメス)をいれられるのは医師か鍼灸師の国家資格をもった人のみです。鍼灸師は人への施術を鍼に特化して許可されている免許なので、他の動物に対しては医師免許が必要となります。マッサージに関しては、人に対しても整体など国家資格を持ってない人が施術できるなど法律的にグレーゾーンとされているので、犬にも可能となります。

　犬専用のドッグマッサージなるものもあります。一般的には、そういったドッグマッサージの講習会などで、飼い主さんが学び、自分のペットに自己責任で施術する事になります。

　私も、愛犬のために勉強したいと思っています。